現在の普及しているスノーボードで、滑走する際に雪と接する面を滑走面(ソール)と呼びます。滑走面の両サイドにある金属部分をエッジ、進行方向に当たる先端をトップまたはノーズ、反対側をテールと呼びます。ツインチップ・ボードにも厳密にはトップとテールは存在するが、外見上はほとんど違いがありません。スノーボードはビンディング(バインディング)という器具によってブーツとつながっている。用具には大きく分けて2種類存在しています。
アルペンタイプに比べると、幅広で長さも短めのものが多いです。どちらを前にしても滑れるよう、板の前後ともしゃもじ状になっています。
ビンディングは、板の進行方向に対して横向き(90度前後)に取り付けられ、操作性が高く比較的軽量なストラップタイプのものと、スキーのように踏み込んで履く、ステップインタイプがあります。ステップインタイプは登場当時は話題を集めましたが、一般的なストラップタイプより滑走時のレスポンスが悪い、雪が詰まる、などの問題点が未だ完全に解決されているとは言えず、最近ではほとんど売られていません。
ブーツは、紐で編み上げたり、ダイヤルを回して金属ワイヤーで締め上げる、アルペンタイプより柔らかいソフトブーツを使用しています。素材は、昔は革を使用したものが多かったのですが、最近では剛性や耐久性の点から、化学繊維が多く用いられるようになりました。
フリースタイルという名の通り、ハーフパイプやレール、キッカーなどを利用して、数々のトリック(技)を習得する人も多いです。冬季オリンピック、スノーボードハーフパイプ競技で用いられています。
アルペンボードは、フリースタイルに比べてスリムな形状で、トップは半円形状、テールは板に対して垂直にカットされているため、一般に外見ですぐに前後が認識できます。元々は旗門競技用に開発されたため、滑走安定性が高く、正確で高速なターンを得意としています。
ビンディングは、フリースタイルよりやや前向き(45度前後)にセットされ、従来の手で締めるタイプと、踏み込むだけのステップインタイプがあります。ブーツはスキーブーツと同様の樹脂で成型されたハードブーツを使用するが、スキーブーツと比較して前後方向に柔らかめに作られています。また、板を倒しこんだときに雪面と接触し難いよう、つま先、踵部分が斜めに削られています。冬季オリンピックスノーボード大回転競技で用いられています。
スノーボードは一般的にスキー板と同じ技術によって世界のいくつかの工場で大量生産されています。現在のスノーボードの製造方法は、80年代後半よりスキー工場での製造技術を取り入れ技術的に急激に成長しましたが、多くがスノーボードを一事業としているために投資が進まず、海外メーカーの技術的優位は続いています。日本ではヨネックスが独自のカーボン技術をもち、またオガサカスキーでは多くの国産メーカーのモデルが生産されているが、海外のメーカーが量的主流であることに変わりはありません。世界的にスキー・スノーボード製造工場が数社に集約されており、多くのメーカーがそれらの工場に生産を委託しているためです。スノーボードの生産技術は各工場が独自の技術でしのぎをけずっているが、それはスキーにおける各工場とメーカーの技術提携に見られるものと同じなのです。
一般に流通するボードにはほとんど性能の差はなく、乗り心地の好みやブランド名によるところが大きいようです。一方、昔ながらの職人的技術で個性的な上級者向けのボードも少量生産を続けているメーカーも存在しています。製造技術は独自のものを持っている場合もあるが、多くは職人の手工業的スキー製造技術で生産しています。大量生産製品と違い、細かな改良が出来るといった小回りが得意なため、大手メーカにはない独自な形状や性能を持ったボードが生産され、マニアを中心に比較的高価な価格で流通しています。